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カント・アンジェリコ/高野史緒

  • 2008-01-19 (Sat) 03:54
  • Books
先日ジュンク堂書店の検索マシンで何気に「たかのふみお」を検索したところ、
(って何気もクソもねーやな。新刊チェックなんざWEBでやればいいんですが、本屋行ってから思い出したんだよ)
「ヴァスラフ」がバレエの書棚にあるという表示が出て、喜び勇んでバレエの棚を探すもそんな本はない。
店員に尋ねたら「在庫切れみたいです。随分前から流通もストップしてるみたいで…」
ええ、絶版なのは知ってますよ?だから喜び勇んで買おうと思ったんですよ。しょぼーん。

そりゃ今更無理だろうなぁ、などと思いつつ何とはなしに地元の図書館のOPACで検索かけてみたところ…。
高野史緒の既刊単行本、アンソロジー関係を除いては「架空の王国」以外全部揃ってました。

いやあ、分かってますね地元図書館。分かってる司書さんがいるんでしょうか。
ハヤカワSFJコレの2冊もちゃんとあるあたり侮れない。
そういや佐藤哲也の「妻の帝国」とかもあったなぁ。恐るべし○○市立図書館。

とりあえず「カント・アンジェリコ」「ヴァスラフ」「ウィーン薔薇の騎士シリーズ」全五巻をまとめ借り。
ウィーン薔薇の騎士シリーズは読んでみようかと思いつつコバルト文庫みたいな表紙が恥ずかしいので買えずじまいで、
もう手に入らないだろうし恥を忍んで借りてみました。

閑話休題。
「カント・アンジェリコ」の話をしましょう。
タイトルはイタリア語で「天使の歌」の意。
舞台は18世紀初頭、パリ。バロック文化の絶頂期。
ただし何故か電話回線がヨーロッパ全土に引かれており、その上電飾の技術が発展しております。
つまりは作者お得意の歴史改変SF。
以下はAmazonの紹介欄からコピペ…というか、本文の一部なのですが。

あなたにも天使たちの後光が輝いて見えるように、この舞台には電気の飾りものを用意しよう。彼らの声が聞こえるように電話を引いてもいい。ルーヴル宮には時代錯誤の建築部分にピラミッドのおまけもつけよう。天使たちを追い回すのは遊び人の教皇使節、国を失った王女、身分を隠した旅の隠居、電気屋の枢機卿(すうきけい)、ハッカー崩れのテロリスト等々でどうだろう――「序曲と前口上」より

電飾で照らされるカストラートたちのオペラ・電話回線上のハッカー。バロックです。

全編を通してやたらとテンションの高い文体で、ムジカ・マキーナの第二部冒頭とか、ああいう感じですかね。
引きずられてこちらまでテンションが上がっています。困ったもんだ。
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