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17 January 2007

シャッフル・メモリーズ第二話

うわー…。これはキツいなぁ…。
かいがいしく世話をしてくれる同居人の美少女、というありがちな設定に暗い過去を追加するだけで
ここまで病んだキャラクター描写をするというのは正直ドン引きです。
もしや全キャラにこんな逝っちゃった設定が付いてるのかと思うとこれから先が気になって仕方ありません。
細かく説明しましょう。事は幼年期に遡ります。
主人公と同居人の美少女の家族は家族ぐるみの付き合いをしているご近所。
主人公の両親と、美少女のお母さんは一緒に旅行に出かけ、帰る途中急いでしまったせいで事故に遭い、三人とも死亡しました。
それ以来、主人公は美少女のお父さんに引き取られ、一緒に住むことになりました。
が、美少女は母親を失ったショックで病院にずっと入院したまま、生きることを拒否するかのように生気を失います。
医者曰く「何か生きる目標や望みのようなものを与えられればいいのですが」
主人公はベッドに横たわったままの彼女に告げます。
「お母さん達が死んだのは僕のせいなんだ。僕が一人でお留守番するのが怖くて、早く帰ってきてって言ったんだ」
果たして彼女は生気を取り戻します。主人公に復讐するために。
そこから彼女による主人公への陰湿なイジメがはじまります。ある時は流血込みの。
「アンタが死ねばよかったのに!」
中学生になったある日、彼女は事故で死んだ三人の写真が入った葉書を見つけます。
「あの子の病気が心配だから急いで帰ります」
そう、三人が急いで帰ったのは彼女が入院しており、その容態が思わしくなかったからなのです。
幼年期にその絵葉書を見た主人公が彼女に責任を感じさせないために自分のせいにしていたのです。
「私のせいなの?」「私が殺したの?」「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…」
かくして話は現代に戻り、一人の病的なまでに献身的に主人公に尽くす女の子ができあがりました。まる。
「主人公に尽くすのが私の生きがいなんです」
うわー…。
確かに設定を追加することでキャラクター描写に深みが出るかもしれません。
「単なる優しい世話好きの同居人」よりは理由があっていいのかもしれない。
待て待て、ぶっちゃけ病気ですよ。これじゃ。
優しさに理由なんぞ要らないでしょうに。設定つけるならもっとソフトな設定にしようぜ。
これじゃあハーレムもの標準の優柔不断主人公と結ばれたら不幸の上塗りになってしまうだけな気がするぞ。
あんまり不健康な設定はどうかと思いますよやっぱ。

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