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    カント・アンジェリコ/高野史緒

    先日ジュンク堂書店の検索マシンで何気に「たかのふみお」を検索したところ、
    (って何気もクソもねーやな。新刊チェックなんざWEBでやればいいんですが、本屋行ってから思い出したんだよ)
    「ヴァスラフ」がバレエの書棚にあるという表示が出て、喜び勇んでバレエの棚を探すもそんな本はない。
    店員に尋ねたら「在庫切れみたいです。随分前から流通もストップしてるみたいで…」
    ええ、絶版なのは知ってますよ?だから喜び勇んで買おうと思ったんですよ。しょぼーん。

    そりゃ今更無理だろうなぁ、などと思いつつ何とはなしに地元の図書館のOPACで検索かけてみたところ…。
    高野史緒の既刊単行本、アンソロジー関係を除いては「架空の王国」以外全部揃ってました。

    いやあ、分かってますね地元図書館。分かってる司書さんがいるんでしょうか。
    ハヤカワSFJコレの2冊もちゃんとあるあたり侮れない。
    そういや佐藤哲也の「妻の帝国」とかもあったなぁ。恐るべし○○市立図書館。

    とりあえず「カント・アンジェリコ」「ヴァスラフ」「ウィーン薔薇の騎士シリーズ」全五巻をまとめ借り。
    ウィーン薔薇の騎士シリーズは読んでみようかと思いつつコバルト文庫みたいな表紙が恥ずかしいので買えずじまいで、
    もう手に入らないだろうし恥を忍んで借りてみました。

    閑話休題。
    「カント・アンジェリコ」の話をしましょう。
    タイトルはイタリア語で「天使の歌」の意。
    舞台は18世紀初頭、パリ。バロック文化の絶頂期。
    ただし何故か電話回線がヨーロッパ全土に引かれており、その上電飾の技術が発展しております。
    つまりは作者お得意の歴史改変SF。

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    シュレディンガーのチョコパフェ/山本弘

    ハヤカワSFJコレの「まだ見ぬ冬の悲しみも」が文庫化されるにあたり、
    一つ短編を加え表題のタイトルに変えた文庫版で、表題作を含む7本の短編集になっています。

    個人的に山本弘の小説はあまり好きではないのですが、
    (過去妖魔夜行で説明のクドさに辟易した経験あり)
    短編集なので全部ハズレという事はないだろう、と。

    追記:読後の感想。
    山本弘の入門書としてはいいんじゃないでしょうか。
    って俺これ以外は妖魔夜行数本とギャラクシートリッパーと各種リプレイしか読んだことないけど。
    何というか、良くも悪くも「書き手のキャラ」が強烈に出るタイプなので、
    好きな人は好き、嫌いな人は嫌いとはっきり分かれるんじゃないかと。

    続きを読むはネタバレを含むため読む予定のある人は回避推奨。

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    漫画版ひぐらし 罪滅し&目明し3巻

    応募者全員サービス欲しさに漫画版のひぐらしは欠かさずに買ってたりします。
    ...読んだ後高額買取してくれる古本屋に持って行きますが。

    とりあえずどちらも見開きページが非常にいい仕事してますね。怖いって。
    目明しの方は特にぐるぐる目が。あと醤油をもらいに来た梨花ちゃまの表情が。

    ところで鈴羅木先生、リースリングは白ワイン用のブドウですよ。

    人類は衰退しました 2巻/田中ロミオ

    前作で独特の文章にはまり、ずっと続刊を待ってたんですがようやく出ましたね。
    今回も2編収録。

    以下レビュー的なもの。
    直接的なネタバレは文字色反転させております。

    ・「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」
    まさか「アルジャーノン」のパロディで来るとは。気付いた瞬間大爆笑しました。
    ...いや、パロディだからって笑えるのはどうも文体模写系のネタに弱いからで。
    ウンベルト・エーコの「ノニータ」とか。
    しかし突如文体が変わってまるっきりソレというのはなかなかすごい。
    ひとしきり笑った後思わず「そうきたか」とか呟いてしまいました。

    ・「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」
    クローン」はダメだと言われた妖精さんたちが、
    主人公の時間軸をずらしたりして亜空間っぽいとこで主人公を増殖
    というとんでもない手段(さすが妖精さんだ)に。
    助手さん」は巻き込まれただけなのか、それとも妖精さんが彼のために働いた結果か?
    でも、妖精さんだしなぁ。今一つ分かりづらい話。
    途中で現れた彼は一体何者(というか、実存かどうかすら怪しい)?

    追記:「日時計」の行く末来し方からして途中で現れた少年は「おじいさん」か。
    コミュニケーション不全気味の主人公のひそかな願望が不思議空間の影響で
    アイデンティティを確立できてない助手さん」に投影されたのかと思ってました。

    宇宙の戦士/ロバート・A・ハインライン

    一応SF読みの端くれの端くれとして読んでおくべきだろうと思い、今途中まで読んだところですが。

    ものすごいマチズモとパターナリズムの嵐に少々押されぎみです。
    いや、面白いんですけどね。政治色強いというか思想色強いというか、
    いささかフィルターかけて読まないと軍国主義万歳になってしまいそうで。

    戦争ものというジャンルと軍隊ものというジャンルは全く別だなぁ、とか思う今日この頃。

    時砂の王/小川一水

    絶望的な状況で戦う人を描くことには定評のある(というか、そんな作品ばっかりかも)
    小川一水の書き下ろし新作です。

    十万年を生き、戦い続けた一人の男の記録。
    面白かったです。ひたすらに熱い。
    クライマックスは久しぶりに涙腺が緩むのを感じました。
    ...いやまあ今若干感じやすい時ではありますが。

    いくつか読んで思ったけど、小川一水は数冊にわたる長編よりも
    短編や文庫300ページくらいで終わる中編の方が面白いんじゃなかろうか。
    久しぶりに最後までテンションを保って一気に読めた気がする。
    ハヤカワ文庫から出てる「老ヴォールの惑星」もすごくお勧めです。

    長編は...第六大陸はちょっと微妙、復活の地は面白いのは面白いけど読み疲れる。
    導きの星はもっと疲れそうなのでとりあえず保留中。
    話が逸れましたが、ここ最近で読んだSFでは一番面白かったんじゃないかと思います。




    チルドレン/伊坂幸太郎

    長編より連作短編集の方がよほど面白いんじゃないかこの人。
    毎回出てくる無駄に饒舌で屁理屈をこねるキャラに飽きる前に読めてしまうのがいいのかもしれない。
    作品間につながりを持たせたりすることを前からしてる人なので、
    連作を書いたときのつながり(広い意味で伏線にあたるんだろうか)の持たせ方はさすが。
    あんまり期待してなかった割には結構楽しく読めましたとも。
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