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December 2007

漫画版ひぐらし 罪滅し&目明し3巻

応募者全員サービス欲しさに漫画版のひぐらしは欠かさずに買ってたりします。
...読んだ後高額買取してくれる古本屋に持って行きますが。

とりあえずどちらも見開きページが非常にいい仕事してますね。怖いって。
目明しの方は特にぐるぐる目が。あと醤油をもらいに来た梨花ちゃまの表情が。

ところで鈴羅木先生、リースリングは白ワイン用のブドウですよ。

人類は衰退しました 2巻/田中ロミオ

前作で独特の文章にはまり、ずっと続刊を待ってたんですがようやく出ましたね。
今回も2編収録。

以下レビュー的なもの。
直接的なネタバレは文字色反転させております。

・「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」
まさか「アルジャーノン」のパロディで来るとは。気付いた瞬間大爆笑しました。
...いや、パロディだからって笑えるのはどうも文体模写系のネタに弱いからで。
ウンベルト・エーコの「ノニータ」とか。
しかし突如文体が変わってまるっきりソレというのはなかなかすごい。
ひとしきり笑った後思わず「そうきたか」とか呟いてしまいました。

・「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」
クローン」はダメだと言われた妖精さんたちが、
主人公の時間軸をずらしたりして亜空間っぽいとこで主人公を増殖
というとんでもない手段(さすが妖精さんだ)に。
助手さん」は巻き込まれただけなのか、それとも妖精さんが彼のために働いた結果か?
でも、妖精さんだしなぁ。今一つ分かりづらい話。
途中で現れた彼は一体何者(というか、実存かどうかすら怪しい)?

追記:「日時計」の行く末来し方からして途中で現れた少年は「おじいさん」か。
コミュニケーション不全気味の主人公のひそかな願望が不思議空間の影響で
アイデンティティを確立できてない助手さん」に投影されたのかと思ってました。

宇宙の戦士/ロバート・A・ハインライン

一応SF読みの端くれの端くれとして読んでおくべきだろうと思い、今途中まで読んだところですが。

ものすごいマチズモとパターナリズムの嵐に少々押されぎみです。
いや、面白いんですけどね。政治色強いというか思想色強いというか、
いささかフィルターかけて読まないと軍国主義万歳になってしまいそうで。

戦争ものというジャンルと軍隊ものというジャンルは全く別だなぁ、とか思う今日この頃。

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