- 2007-05-16 (Wed) 21:01
- Books
若干気になってたのが文庫化されてるのでようやく読んだ。
「スペイン語は母音も子音も日本語に近いから書くのも読むのも楽だろうと思った」とか
すっとぼけたことが書いてありましたが読みにくいですよ仁木先生。
固有名詞を片っ端から英語と日本語慣用表記に脳内変換しながら読むのはなかなか大変でした。
そもそもそんな作業が必要なのかは聞かないでください。
人それぞれ読み方がある…というか、何となく落ち着かないんです。
「ホアキンって英語にすると何だっけ…ドイツ語なら多分ヨアヒムだけど…そういやホアキン・フェニックスって国籍どっちだ?」
とかそういうくだらないことを考えてしまう人には向きません。きっと。
「スペイン語は母音も子音も日本語に近いから書くのも読むのも楽だろうと思った」とか
すっとぼけたことが書いてありましたが読みにくいですよ仁木先生。
固有名詞を片っ端から英語と日本語慣用表記に脳内変換しながら読むのはなかなか大変でした。
そもそもそんな作業が必要なのかは聞かないでください。
人それぞれ読み方がある…というか、何となく落ち着かないんです。
「ホアキンって英語にすると何だっけ…ドイツ語なら多分ヨアヒムだけど…そういやホアキン・フェニックスって国籍どっちだ?」
とかそういうくだらないことを考えてしまう人には向きません。きっと。
一応遠未来の地球を舞台にしてるらしいことは最初の数ページで分かることですが、
それでも舞台が南米であることをずいぶん長い間確信できなかったという…まあ、ねぇ。
もちろんそうなっているのも作品的に意味があるんですが、
南米っぽい雰囲気の割に地名がスペイン周辺なのでずいぶん混乱した覚えが。
脳内で世界地図をイベリア半島周辺にすればいいのかメキシコあたりにすればいいのかずいぶん迷いました。
や、下巻にはちゃんと付いてますしそもそもそんなことには意味はないのですが。
えー、上のようなことをしないで素直に読めば多分そう難しくはない…はず。
内容的には初刊のハヤカワJコレよりもハヤカワJAの方があってそうな気がします。
きっちりSFしてるんですが、どこかライトノベル的な雰囲気がある辺り特に。
疾走感のある雰囲気ではない(むしろ重苦しい)にも関わらず読み続けてしまうタイプの話で、
ちゃんとヤマもオチもあります。背景設定も無意味にでもなく凝ってて、かつ統一感があります。
読後感としては「ああ、読み終わってしまった」てな感じ。
文庫2分冊なのでちょい高めではありますが、買いだと思いますよ。
あー、解説を佐藤亜紀が書いてると思ったら作者は早稲田でやってた佐藤亜紀の講義を受けてたみたいです。なるほど。
相変わらずぱっと見関係あるのかないのか分からんような薀蓄を挟みながらも的確な解説でした。これも力量なのかなぁ。
それでも舞台が南米であることをずいぶん長い間確信できなかったという…まあ、ねぇ。
もちろんそうなっているのも作品的に意味があるんですが、
南米っぽい雰囲気の割に地名がスペイン周辺なのでずいぶん混乱した覚えが。
脳内で世界地図をイベリア半島周辺にすればいいのかメキシコあたりにすればいいのかずいぶん迷いました。
や、下巻にはちゃんと付いてますしそもそもそんなことには意味はないのですが。
えー、上のようなことをしないで素直に読めば多分そう難しくはない…はず。
内容的には初刊のハヤカワJコレよりもハヤカワJAの方があってそうな気がします。
きっちりSFしてるんですが、どこかライトノベル的な雰囲気がある辺り特に。
疾走感のある雰囲気ではない(むしろ重苦しい)にも関わらず読み続けてしまうタイプの話で、
ちゃんとヤマもオチもあります。背景設定も無意味にでもなく凝ってて、かつ統一感があります。
読後感としては「ああ、読み終わってしまった」てな感じ。
文庫2分冊なのでちょい高めではありますが、買いだと思いますよ。
あー、解説を佐藤亜紀が書いてると思ったら作者は早稲田でやってた佐藤亜紀の講義を受けてたみたいです。なるほど。
相変わらずぱっと見関係あるのかないのか分からんような薀蓄を挟みながらも的確な解説でした。これも力量なのかなぁ。
- Later: ラ・イストリア/仁木稔
- Former: 泣き虫弱虫諸葛孔明・第二部
Trackback:No Trackbacks
- TrackBack URL for this entry
- http://epi.if.land.to/Books/_521.html.trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- グアルディア(上・下)/仁木稔 from Wanderer's Haven